Tgradeはあなたを必要としています!

Takuya Fujita
Nov 24, 2021

※こちらは以下の、ConfioのMartin Worner氏によるTgradeのコミュニティメンバー募集に関する記事を日本語訳したものです。
https://k-martin-worner.medium.com/e30eaad857c4

Photo by Nick Abrams on Unsplash

Tgradeは、文書化された憲法を基盤とした新しいコンセンサスメカニズム、Proof of Engagementを開拓していきます。Proof of Engagementのコアとなるのは、Tgradeに貢献することでインセンティブを得るコミュニティです。報酬を管理するために、主導権を持つOversight Communityが存在します。彼らはTgradeへのエンゲージメント(貢献)を評価します。重要な点は、エンゲージメントをブロックチェーンアドレスに結びつけることで、報酬を受け取る人が、主張する活動を実際に行ったかどうかを確認することです。

Oversight Communityの権限は、その仕組みを説明したルールブックとともに憲法に詳述されています。

憲法には、Oversight Communityから独立した主権者グループであるArbiter Poolが導入されており、憲法に曖昧な点がある場合には、論争の解決や合理的な判断を行います。

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Oversight Community

憲法にはルールブックや手順が定義されていますが、実際にはまだ確立できていない問題も多くあります。Oversight Communityの運営方法は、自己主権を持つ団体であるOversight Community自身に委ねられており、Oversight Communityの独立性を確保し、Oversight Communityが成長する余地を与えています。

何をするべきなのか

エンゲージメントという言葉は、ケンブリッジ英和辞典では「何かに関わること」「組織の活動に関心を持ってもらうためのプロセス」と定義される意味の広い言葉です。Tgradeのコミュニティは、時間をかけてエンゲージメントの意味を定義し、エンゲージメントを取り巻く価値観はTgradeの進化とともに変化していきます。

Oversight Communityは、エンゲージメントとは何を意味するのか、そしてエンゲージメント全体の中でそれぞれの活動がどう評価されるのかを定義する上で重要な役割を果たすことになるでしょう。 エンゲージメントの程度というものを、他の活動に対する比較として設定することが必要になると思われます。

Tgradeでのエンゲージメントの意味については多くの議論があり、活動とそれらに割り当てられたエンゲージメントポイントの数を示すわかりやすい表が欲しいという要望が強くあります。このようなリストがあれば、報酬を配分するプロセスに確実性をもたらし、コミュニティの人々がどのような努力が報われるかをよりシンプルに知ることができます。反対的な意見としては、Oversight Communityにより提供されるそれらのリストは、自己主権性を損ない、中央集権化のリスクを孕むということがあげられます。

Oversight Communityは、エンゲージメントとは何かという一連のテーマを設定し、より多くの意見を得るためにコミュニティでの議論を促し、情報を収集するためのインフラを整備します。それらのプロセスには、エンゲージメントの特定から、評価、検証、そしてエンゲージメントポイントを割り当てるためのガバナンスプロセスの構築が必要です。

確立すべき重要なプロセスとして、エンゲージメント活動を、ブロックチェーン上のアドレスと結びつけることが挙げられます。例えば、あるブロガーがTgradeコミュニティの成長に貢献し、Oversight Communityによってエンゲージメントを実証したと判断された場合、そのブロガーを特定し、その身元とTgradeアドレスを照合することが重要です。ある人が行った貢献に対し、他の人がエンゲージメントポイントを請求することを防ぐ措置を講じる必要があります。

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Arbiter Pool

Arbiter Poolは、Oversight Communityから独立した自己主権型のグループで、主な機能としては、紛争の解決と、理にかなった決定によって憲法を明確にしたり指導したりすることの2つになります。

このグループは、ブロックチェーン憲法の形成に関与したいと考えている法的背景を持つ人々にとって興味深いものとなるでしょう。

Arbiter Poolのメンバーは、論争に関する文書をどのように処理するのか、決定事項をどのように記録するのか、論争解決を管理するグループの構成はどうするのか、熟考した決定にはどれほどの数の人が関与するのか、コミュニケーションのためのツールの同意などについてのプロセスを構築していく必要があります。

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どう参加すればいいのか

新しい組織の一員として最初から参加し、プロセスの形成に貢献し、あなたのその貢献を通して報酬を得ることができます。

Tgradeには、多様性のあるOversight Communityと、様々なバックグラウンドを持つ人々で構成されるArbiter Poolのメンバーが必要であり、ガバナンスプロセスを管理するためのツールも構築されつつありますが、やるべきことはまだたくさんあります。

Martin Wornerへの連絡は、Telegram https://t.me/kmw101 またはメール martin@confio.gmbh からお待ちしております。

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